【賤ヶ岳リフト】滋賀県長浜市の観光スポット!琵琶湖と余呉湖を一望できる歴史と絶景の名所

滋賀県

滋賀県長浜市にある「賤ヶ岳(しずがたけ)古戦場」は、織田信長の死後に起きた“賤ヶ岳の戦い”で有名な歴史スポットです。羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)と柴田勝家が天下をかけて激突したこの地は、戦国ロマンを感じるだけでなく、琵琶湖余呉湖を同時に望む絶景ポイントとしても人気。

春には新緑、秋には紅葉、そして冬には雪景色と、季節ごとに違う顔を見せてくれる賤ヶ岳。
「戦国史跡をめぐりたい」「滋賀で絶景を楽しみたい」「自然の中でリフレッシュしたい」──
そんな人にぴったりの観光スポットです。

この記事では、実際に現地を訪れた体験をもとに、アクセス・見どころ・雰囲気・おすすめポイントを詳しく紹介します。これから行く人の参考になれば嬉しいです。


アクセス・基本情報

住所滋賀県長浜市木之本町大音
営業時間9:00〜17:00
11月以降は16:00。下り乗車は16:45までの営業。
料金●大人
片道:500円、往復:900円
●小学生
片道:300円、往復:500円
●幼児
無料
定休日冬季休業
駐車場無料駐車場2箇所あり
アクセス●車
北陸自動車道木之本ICから1.5km/3分
●公共交通機関
北陸本線木ノ本駅からタクシーで5分またはバスで15分(大音バス停下車)
土日・祝日は無料シャトルバスを運行中
公式サイト賤ヶ岳リフト

駐車場はリフト乗り場のすぐ近くにあり、誘導員さんが常駐していたので安心です。
車で訪れる場合は、北陸自動車道「木之本IC」から約10分。国道8号線沿いに「賤ヶ岳リフト」の案内板があるので、迷うことは少ないと思います。

公共交通の場合は、JR木ノ本駅からバスで約15分。ただし本数が少ないため、時間を確認しておくのが◎です。


施設の雰囲気・外観

到着するとまず見えてくるのが、リフト乗り場とチケット売り場。駐車場、チケット、リフトそれぞれの場所にスタッフがいて、案内が丁寧なので初めてでも安心です。

リフトは想像していた以上に長く、まるで空に吸い込まれるようにどんどん高度が上がっていく感覚。三方五湖レインボーラインのリフトよりも長く、登っている最中に後ろを振り向くと、思わず息をのむ高さ。足元がスースーするので、高所が苦手な人は少し緊張するかも。

リフトの所要時間は約10分。途中、一時停止することがあったので、しっかりバーを握っておくと安心です。
上側からは余呉湖の静かな湖面や、広がる田園風景が一望でき、すでに絶景が始まっています。


山頂エリアの様子

リフトを降りると、そこからさらに徒歩で約300mほど登るルートがあります。
距離自体は短いものの、階段が多く後半はやや急勾配。軽いハイキング気分で登れる反面、太ももにしっかり効く坂道です。


途中には、戦国武将の顔出しパネルが並んでいて、子ども連れのファミリーが写真を撮りながら登っていく光景も。

山頂に着くと、そこには開放感たっぷりの景色が待っています。
正面にどーんと広がる琵琶湖の青。振り向けば、静寂に包まれた余呉湖。
2つの湖を同時に見渡せる絶景は、まさに「滋賀の大パノラマ」。
比べてみると、琵琶湖のスケールの大きさがより実感できます。

琵琶湖

余呉湖

展望広場にはテーブルやベンチが多く設置されており、昼食を広げたりコーヒーを飲んでくつろぐ人の姿も。昼食休憩や写真撮影などで穏やかな空気が流れていました。


賤ヶ岳の歴史背景と見どころ

賤ヶ岳といえば、やはり「賤ヶ岳の戦い」。
1583年、織田信長の死後に後継を巡って争った羽柴秀吉と柴田勝家の激突の舞台となりました。
山頂には、戦いの慰霊碑や、七本槍(しちほんやり)と呼ばれた秀吉側の勇士たちを紹介する案内板も設置されています。

賤ヶ岳山頂展望台からは、実際に戦いの舞台となった地形を目で追うことができ、「この場所であの戦が…」と歴史好きなら胸が高鳴るはず。
戦国史跡巡りが好きな人はもちろん、NHK大河ドラマの舞台として訪れる人も多い人気スポットです。


リフト体験のポイント

賤ヶ岳リフトは、登りと下りで景色が違うのが魅力。
登りでは山や余呉湖の雄大な自然を感じ、下りでは長浜市街がぐっと近づくように広がっていく。
まるで空中散歩をしているような気分になります。

ただし、リフトが一時的に停止することもあるので、風が強い日や雨の日は注意が必要。
乗車中はスマホやカメラの落下防止にも気をつけましょう。


感想・まとめ|歴史と自然、どちらも楽しめる山頂スポット

実際に訪れてみて感じたのは、賤ヶ岳は歴史×絶景のハイブリッド観光地だということ。
戦国ロマンを感じられるだけでなく、山頂からのパノラマは一見の価値あり。
リフトで登る手軽さと、展望台までのちょっとした運動のバランスも絶妙で、幅広い世代が楽しめます。

特におすすめなのは──

  • 戦国時代の史跡巡りが好きな人
  • 琵琶湖・余呉湖を一望する絶景スポットを探している人
  • 滋賀ドライブで立ち寄れる自然の名所を探している人

近くには「余呉湖観光館」や「長浜黒壁スクエア」などの観光地もあり、歴史と自然をめぐるドライブコースとして組み合わせるのもおすすめです。
例えば、午前中に黒壁スクエアを散策して、昼過ぎに賤ヶ岳で絶景を眺め、夕方に余呉湖でカフェタイム──そんなプランも素敵です。

琵琶湖の北部エリアは、南側の大津や彦根と比べて観光客が少なく、静かに過ごせるのも魅力。
人混みを避けて自然の中でリフレッシュしたい人には、まさに穴場スポットといえるでしょう。

滋賀北部の観光ルートに加えれば、旅の満足度がぐっと高まること間違いなしです。
ドライブでも電車旅でもアクセスしやすいので、次の休日にぜひ訪れてみてください。

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