琵琶湖の最北端、滋賀県長浜市の塩津エリアにある「道の駅 塩津海道あぢかまの里」。
福井方面から滋賀へ南下する際や、湖北観光の拠点として立ち寄りやすい位置にあります。
今回は9月上旬の平日夕方に訪れてみたのですが、人もまばらでのんびりと散策できました。
名物のグルメや、ちょっとユニークな展示物まで見どころがあり、短時間の立ち寄りでもしっかり楽しめる場所です。これから訪れる方の参考になれば嬉しいです。
アクセス・基本情報
「塩津海道あぢかまの里」は、国道8号線沿いにあり、車でのアクセスが便利です。琵琶湖の最北端・塩津湾に面していて、福井県敦賀市からも長浜市街地からもアクセスしやすい立地です。
- 住所 :滋賀県長浜市西浅井町塩津浜1765
- 営業時間 :9:00~17:00(時期により変動あり)※土・日・祝日は1時間延長
- 定休日 :毎週火曜日、年末年始
- 駐車場 :普通車76台(身体障害者用2台含む)大型車12台
- 公式サイト:道の駅 塩津海道あぢかまの里
JR永原駅から車で約5分ほどですが、基本的には車での訪問がおすすめ。琵琶湖一周のドライブ旅や、福井県からの観光移動の際に休憩ポイントとして組み込むと便利かと思います。

名物グルメ紹介
道の駅といえばご当地グルメ。あぢかまの里でまずチェックしたいのは、ちょっと変わり種の「ごパン」と「しそジュース」です。
- ごパン
小麦粉で作った生地に、ごはんを錬り合わせたパン。小腹を満たすおやつや軽食にぴったりです。普通のパンとは違った口当たりなので、食べ比べしてみるのも楽しいそうです。 - しそジュース
鮮やかな赤紫色が目を引くしそジュースは、爽やかな酸味としその香りが絶妙な一品。特に夏場はキリッと冷えたしそジュースが体に染み渡ります。ドライブ途中のリフレッシュに最適で、地元の方にも人気だそうです。
このほか、湖北ならではの加工品や野菜も豊富に揃っているので、旅のおやつやお土産探しに立ち寄る価値ありです。
施設の雰囲気
平日の夕方に訪れたこともあり、館内は比較的空いていて落ち着いた雰囲気でした。
入り口でまず目を引くのが、大きな 招き猫のオブジェ。道の駅のシンボル的存在で、思わず写真を撮りたくなるユニークな存在感を放っています。

物産館の中には地元野菜や特産品のほか、なぜか「ランチュウ(金魚)」や「ジャンボカボチャ」まで売られていて、予想外のラインナップに驚かされました。地域の人々が大切に育てたものがそのまま並んでいるようで、どこかアットホームな雰囲気です。
さらに裏手に回ると、かつて琵琶湖で活躍していた 丸子船の展示があります。丸子船は、江戸時代から昭和初期にかけて琵琶湖の物資輸送を担った帆船。間近で見ると想像以上に大きく、木材を組み上げた姿は迫力があります。観光地の派手さはないものの、湖国の歴史を感じられる展示物として見応え十分でした。

周辺観光
道の駅だけでなく、周辺には観光スポットも点在しています。
- 賤ヶ岳古戦場(車で約10分)
織田信長の家臣団と柴田勝家の軍勢が戦った歴史の舞台。リフトに乗って山頂まで登ると、琵琶湖を一望できる絶景が広がります。 - 奥琵琶湖パークウェイ(車で約30分)
湖岸沿いを走るドライブコース。特に春は桜の名所として知られ、秋には紅葉が美しいスポット。 - 長浜市街地(車で約30分)
黒壁スクエアや長浜城歴史博物館など、観光名所が集まるエリア。道の駅と合わせて日帰り旅のプランを組むのもおすすめです。
▶黒壁スクエアの記事はこちら
▶長浜城歴史博物館の記事はこちら
道の駅で一息ついた後に、これらの観光地へ足を延ばすと旅の充実度がぐっと高まります。
まとめ
「道の駅 塩津海道あぢかまの里」は、琵琶湖の北端に位置するアットホームな道の駅。
名物のゴパンやしそジュースを味わい、大きな招き猫に迎えられ、丸子船展示で歴史を感じる。派手さはないけれど、滋賀の湖北らしい素朴さとあたたかさに触れられる場所でした。
福井と滋賀をつなぐドライブの途中や、湖北観光の休憩スポットとして立ち寄れば、小さな発見や旅の彩りがきっと増えるはずです。
※掲載している営業時間や料金の情報は変更になる場合がありますので、お出かけの際は事前に公式サイトをご確認くださいね。