【道の駅　名田庄】道の駅で味わう山の恵みと満天の星

福井県おおい町の緑豊かな山あいにひっそりと佇む「道の駅名田庄（なたしょう）」。
国道162号線沿いにあり、若狭湾から少し離れた内陸に位置するこの場所は、まるで時間がゆっくり流れているかのような静けさに包まれています。

周囲をぐるりと山に囲まれた風景は、四季によって表情を変え、春はやわらかな新緑、夏は濃い緑の木々、秋は鮮やかな紅葉、冬には幻想的な雪景色が楽しめます。
ドライブの途中でふと立ち寄ると、まるで自然に抱かれるような安心感を覚えるはず。

ここは、夜になると満天の星空が広がる“星空観賞スポット”としても知られています。
街の明かりが届かない山あいだからこそ見られる圧倒的な星の輝きは、一度訪れると忘れられない体験に。昼間のドライブやツーリングの休憩にはもちろん、夜に立ち寄って静かに星を眺めるのもおすすめです。

若狭といえば「海の幸」のイメージが強いエリアですが、ここ「道の駅名田庄」では、地元の山で採れた野菜や特産品など“山の幸”に出会えるのが魅力。
山と海、両方の魅力が詰まったおおい町らしい、静かで温かみのある道の駅なんです。

これから訪れる人に、少しでも参考になれば嬉しいです。

基本情報
名物グルメ・特産品
施設の雰囲気
周辺観光
まとめ

基本情報

所在地　：福井県大飯郡おおい町名田庄納田終109-4-1
アクセス：舞鶴若狭自動車道・大飯高浜ICから車で約30分
営業時間：物産館 9:00〜18:00（季節によって変動あり）
休館日　：毎週水曜日
駐車場　：40台〔普通車・大型車〕
施設　　：物産館、レストラン、休憩スペース、観光案内所

アクセスは少し山道を走りますが、その分、到着したときの解放感が格別。駐車場も広めなので、ドライブ途中の休憩にも安心です。

名物グルメ・特産品

名田庄の魅力といえば、やっぱり「素朴で滋味あふれる山の幸」。
物産館の扉を開けると、地元の農家さんが丹精込めて育てた旬の野菜や山菜、きのこ類がずらりと並びます。特に、ぷっくりと肉厚なしいたけや、つやつやとしたなめこは新鮮そのもので、地元の人にも観光客にも大人気。見ているだけでこの土地の自然の豊かさと、丁寧な暮らしぶりが伝わってくるようです。

そのほかにも、地元特産の味噌や梅干し、山菜の佃煮など、「家庭の味」が感じられるお土産が豊富に揃っています。どれも派手さはないけれど、素材の味がしっかり生きていて、思わず「また食べたい」と思わせる温かみがあるんです。

そして、「道の駅名田庄」に来たらぜひ味わってほしいのが、ちょっと珍しい“自然薯ジェラート”。福井県産の自然薯を使ったスイーツで、口に入れた瞬間にふんわり広がる香りと、すっきりとした甘さがクセになる美味しさ。ジェラートなのにどこかほっとする優しい味わいで、旅の疲れもふっと癒してくれます。軽い食感なので、ランチ後のデザートにもぴったり。

名田庄は海沿いの観光地とはまた違う、“山の恵み”が感じられる癒しのスポット。
都会の喧騒を離れて、静かに自然と向き合いたい人にはぴったりの場所です。

さらに、名田庄の味として知られる「名田庄漬け」をはじめ、地元の食材を使った漬物類もずらりと並んでいます。昔ながらの素朴な味わいが魅力で、どれもご飯との相性抜群。しその香りが豊かなものや、ピリッとした辛味がクセになるものなど、種類も豊富です。冷蔵庫に常備しておきたくなる“田舎の味”が詰まっていて、家庭用にもお土産にもぴったり。

そして、旅の途中でお腹が空いたらぜひ立ち寄りたいのが、敷地内にあるお食事処「そば処よってっ亭」。ここでは名田庄名物の自然薯そばが味わえます。香り豊かなそばに、粘りのある自然薯がたっぷりとかかった一杯は、山里ならではの力強い味わい。食べるたびに自然の恵みを感じられて、体の中から元気になれるような優しい料理です。