【敦賀赤レンガ倉庫】観光スポット紹介!歴史とジオラマが共演する港町のランドマーク

福井県

今回は福井県敦賀市にある「敦賀赤レンガ倉庫」にやってきました。
外国人技師の設計によって1905年に石油貯蔵用の倉庫として建設され、途中、軍の備品倉庫や昆布貯蔵庫としても使用された福井県内でも有数のレンガ建築物で、現在はカフェやレストラン、ショップ、そして鉄道と港のジオラマ館として再利用されています。

ただし、横浜や函館など全国的に有名な赤レンガ倉庫を想像して訪れると、少し物足りなさを感じるかもしれません。規模感はコンパクトで、観光というよりも「ちょっと寄り道する」くらいのスポットとしての位置づけです。

それでも、港町ならではの雰囲気と、ここでしか見られない展示・グルメは確かに魅力的。これから訪れる方に少しでも参考になれば嬉しいです。


アクセス・基本情報

住所福井県敦賀市金ケ崎町4-1
営業時間9:30 ~ 22:00
●北棟(ジオラマ館)
9:30 ~ 17:30 (最終入館は17:00)
定休日水曜日(祝日の場合その翌日)
12/30~1/2日まで
駐車場乗用車:60台
バス:3台(要予約)
アクセス●ぐるっと敦賀周遊バス
JR敦賀駅(西口)→「赤レンガ倉庫」バス停下車
公式サイト敦賀赤レンガ倉庫

駐車場が建物横にあるので、車旅でも安心。観光バスも停車するため、団体旅行で立ち寄る姿も見かけました。


施設の雰囲気・外観

2棟の赤レンガ倉庫が並び立つ姿は、やはり写真映えします。特に夕方、レンガが柔らかなオレンジ色に染まる頃はロマンチック。また、赤レンガ倉庫隣には敦賀市が取得した日本国有鉄道の急行形気動車があります。

内部は少し暗めの照明で、落ち着いたBGMが流れています。大規模商業施設のような賑わいではなく、どちらかといえば静かに散策しながら雰囲気を楽しむ場所。倉庫建築ならではの無骨さと、リノベーションによる温かみの両方を味わえる空間でした。


グルメ・レストラン

施設内には3つの飲食店があります。

  • 赤レンガcafe:軽食やスイーツが楽しめるカフェ。併設のショップで物販も展開。
  • 生け簀の甲羅:新鮮な魚介を使った海鮮系レストラン。敦賀港ならではの旬を堪能できます。
  • Sogno-Poli(ソニョーポリ):本格イタリアン。ピザやパスタを中心に提供。

私は「赤レンガcafe」で簡単に軽食をいただきました。注文したのは サンドセット(ボロネーヤ+コーヒー/1,112円)。具は甘辛い味付けで、懐かしさのある味わい。コーヒーとの相性も良く、観光途中の一休みにちょうど良いサイズ感でした。ただ、食べ進めていくと肉汁?ソース?が飛び出してきたので、そこは注意が必要かもしれません。


お土産・特産物コーナー

ショップには、敦賀や若狭地方の特産品が並んでいます。

  • 若狭塗り箸(カラフルで種類豊富)
  • ご当地調味料やレトルト食品
  • スイーツや地元限定のお菓子

「赤レンガcafe」内に併設されているので、食事の後にふらっと覗けるのも便利。旅の思い出にちょうど良い価格帯の品が揃っていました。


体験・見どころ|ノスタルジオラマ

敦賀赤レンガ倉庫の目玉は、やはり「ジオラマ館」。
ここに展示されている 鉄道と港のジオラマ『ノスタルジオラマ』 は、全長約27メートル、最大奥行き約7.5メートルという迫力のスケールを誇ります。

  • 鉄道模型:D51・1号機をはじめ、蒸気機関車やディーゼル機関車が登場
  • 敦賀の地形再現:特徴的なスイッチバックも模型で表現
  • 動く展示:自走式の船や自動車も走り、港町の賑わいをリアルに再現

このジオラマのまちなみは、昭和20年の敦賀空襲時の復元地図を参考に、約80分の1スケールで再現されています。かつての敦賀の街並みを覗き込むような体験は、鉄道ファンだけでなく歴史好きにも心に響きます。


感想・まとめ

敦賀赤レンガ倉庫は、全国的に知られる横浜や函館の赤レンガと比べれば小規模で華やかさも控えめ。しかし、その分落ち着いた雰囲気の中で「歴史を感じながらゆっくり過ごす」ことに魅力があります。

おすすめしたい人

  • レトロ建築や港町の雰囲気が好きな方
  • 鉄道や歴史に興味がある方
  • ドライブ旅で立ち寄る休憩スポットを探している方

また、近くには 金ヶ崎緑地気比神宮 といった観光スポットもあるので、半日〜1日のプチ観光コースとして組み合わせるのもおすすめです。

規模以上に心を惹きつけるのは、ジオラマ館での没入体験と、港町らしい落ち着きある空気感。敦賀観光のひとコマとして、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

※掲載している営業時間や料金の情報は変更になる場合がありますので、お出かけの際は事前に公式サイトをご確認くださいね。

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