滋賀県長浜市の中心部にある「黒壁スクエア」。古い町家を活かしたガラス工房や雑貨店、カフェが軒を連ね、レトロとモダンが調和したおしゃれな観光地です。歴史的な趣を残しながらも、若い世代や海外からの観光客にも人気のスポットとして注目されています。
私が訪れたのは9月上旬。まだ夏の名残を感じる暑さの中でしたが、町を歩くと小川のせせらぎや風鈴の音が心地よく、涼を感じられました。黒と白を基調とした建物群に囲まれた独特の雰囲気は、日常から切り離された小さな旅の時間を演出してくれます。
これから黒壁スクエアへ訪れるご予定の方に、私の体験記が少しでも参考になれば幸いです。

1. アクセス・基本情報
黒壁スクエアは長浜駅から徒歩約5分。電車でのアクセスも非常に便利で、観光初心者でも迷わず辿り着ける立地です。車で訪れる場合も、黒壁直営の駐車場があるので安心です。
- アクセス :JR琵琶湖線「長浜駅」から徒歩約5分
- 住所 :滋賀県長浜市元浜町12-38
- 営業時間 :各店舗により異なる(目安は10:00〜17:00)
- 駐車場 :黒壁直営駐車場あり
・平日:30分ごと150円
・土日祝:30分ごと200円 - 公式サイト:黒壁スクエア公式HP
車で行く方は、周辺にもコインパーキングが複数ありますが、黒壁直営駐車場は立地が良く使い勝手が良かったです。
2. 施設の雰囲気・外観
黒壁スクエアの一番の魅力は、その街並み。黒漆喰の建物と白壁のコントラストが印象的で、歩くだけで絵になる光景が広がっています。まるで江戸時代や明治時代にタイムスリップしたかのような、懐かしさを感じる雰囲気です。

道の途中には風鈴のトンネルが設けられており、涼しげな音が耳を楽しませてくれました。9月上旬でも残暑は厳しかったのですが、涼やかな演出のおかげで心が和みました。

また、小川がさらさらと流れており、その景色もまた風情たっぷり。川沿いを歩いていると心地よい風が吹き抜け、まるで町全体がひとつの庭園のように感じられます。

奥へ進むと「道通寺」というお寺があり、無料で開放されていました。境内では小鳥に餌をあげることもでき、観光の合間にほっと一息つけるスポットです。

3. グルメ・レストラン
黒壁スクエア周辺はグルメの宝庫でもあります。近江牛を使った料理から、地元の魚を使った寿司、甘味処まで揃っているので、食事に困ることはありません。
特に人気なのは「近江牛ラーメン」。濃厚で旨味のあるスープと、上品な牛肉のトッピングが特徴です。また、鯖寿司や地元風のうどんも名物で、滋賀の味覚を存分に楽しめます。
甘味処やカフェも豊富で、かき氷やケーキを扱うお店が目立ちました。観光途中の休憩に立ち寄るのもおすすめです。
今回私がいただいたのは「黒蜜ソフト(チョコバニラ)」550円。黒蜜の上品な甘さとチョコとバニラのまろやかな味わいが絶妙にマッチしていて、暑さで火照った体をひんやり癒やしてくれました。

4. お土産・特産物コーナー
黒壁スクエアは「ガラスの街」としても有名です。アクセサリーや食器類、インテリア小物など、美しいガラス工芸品が並んでおり、見ているだけでも目の保養になります。
私は今回、ちょっとユーモラスな「剛腕まっちょ招き猫」を購入しました。お土産としてだけでなく、自宅のインテリアにしても楽しめるユニークな逸品です。
他にも和菓子や伝統工芸品、オシャレな雑貨が多く、じっくり見て回ると時間を忘れてしまいます。特に女性やおしゃれ好きな方にとっては、宝探しのような感覚になるでしょう。

5. 体験・見どころ
黒壁スクエアの大きな魅力のひとつが「体験型スポット」です。
- ガラス体験アトリエ
吹きガラスやステンドグラスの製作体験ができる本格的な工房。自分だけのオリジナル作品を作れるのは旅の思い出になります。 - オルゴール制作体験
選んだ曲とデザインでオリジナルオルゴールを作成できる体験もあり、子どもから大人まで楽しめる内容です。
こうした体験は観光の思い出を形に残せるので、時間がある方にはぜひおすすめです。
6. 感想・まとめ
黒壁スクエアは「歩いて楽しい、食べて美味しい、買って嬉しい」と三拍子揃った観光地でした。
レトロな街並みと現代的なショップが共存する不思議な雰囲気は、まさに“古き良きものと新しいものの調和”。9月の訪問でも十分に楽しめましたが、四季折々の景色もまた違った趣を見せてくれそうです。
特におすすめしたいのは:
- のんびり街歩きを楽しみたい方
- グルメやカフェ巡りが好きな方
- おしゃれな雑貨や工芸品を探したい方
- 家族や友人との思い出づくりをしたい方
また、黒壁スクエアを訪れる際には、長浜城歴史博物館や琵琶湖クルーズと組み合わせると、さらに充実した旅になります。
長浜の魅力をぎゅっと凝縮した黒壁スクエア。次の旅先に迷われている方には、ぜひ訪れていただきたいスポットです。
※掲載している営業時間や料金の情報は変更になる場合がありますので、お出かけの際は事前に公式サイトをご確認くださいね。